2015年5月6日水曜日

共有ライブラリの検索パスを追加方法

共有ライブラリの検索パスを追加方法は以下の二つがあります。

方法1、環境変数LD_LIBRARY_PATHにパスを追加
       例:ホームディレクトリにあるtestLibを共有ライブラリの検索パスに追加したい時
      $ LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:~/testLib
$ export LD_LIBRARY_PATH

方法2、 /etc/ld.so.confファイルを修正します。
  ちなみに、/etc/ld.so.confの変更を反映させるにはldconfigコマンドの実行が必要です。

補足知識:実行ファイルが必要としている共有ライブラリを表示するコマンドはldd

2015年5月5日火曜日

ブートローダ、GRUBの設定ファイルは何に?

GRUBの設定ファイルは/boot/grub/menu.lst

LILOの設定ファイルと違って、GRUBの設定ファイルが変更されたら、設定を有効にするためにコマンドを実行する必要はありません。

GRUBをインストールするコマンドはgrub-installです。

GRUBの主な設定項目は以下の通りです。

項目設定内容
defaultデフォルトで起動するOSのエントリ番号
timeoutブートプロンプトの表示時間
title起動時にのメニューに表示するエントリ名
rootルートファイルでバイス
kernelカーネルのイメージファイル


/boot/grub/menu.lstファイルの例:
 default=0
 timeout=30
 # To boot the default kernel
 title Debian Linux
 root (hd0,1)
 kernel /boot/vmlinuz root=LABEL=/
 initrd /boot/initrd.img

2015年5月4日月曜日

Linux ブートローダの設定項目

Linux のLILO(Linux Loader)の設定ファイルは /etc/lilo.conf

項目 設定項目
boot LILOをインストールするデバイス
map マップファイル
prompt ブートプロンプト
timeout ブートプロンプトの表示時間
default デフォルトで起動するカーネルのラベル名
image カーネルのイメージファイル
label ブートイメージのラベル名
root ルートファイルシステムパーティション
read-only ルートファイルを読み取り専用でマウントするかとか
other Linux以外のOSがインストールされているパーティション
table otherを設定時されたときに、そのOSがインストールされているデバイス
initrd カーネルと共に読み込む初期RAMディスクイメージ

Lilo.confファイルの設定例:
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
prompt
timeout=50
message=/boot/message
lba32
default=linux

image=/boot/vmlinuz-2.4.0-0.43.6
 label=linux
 initrd=/boot/initrd-2.4.0-0.43.6.img
 read-only
 root=/dev/hda5

other=/dev/hda1
 label=dos


/etc/lilo.confファイルの設定を変更したら、その変更内容をシステムに反映させるには、実行すべきコマンドは/sbin/lilo

 LILOのインストール先は主に以下の三つです。
 ① Master Boot Record (略:MBR)
  ハードディスク上の特別な領域で、MBRにLILOを配置することで、素早くブートすることができます。
 ② ハードパーティションの先頭セクタ
 ③ フロッピーディスク  
 ハードディスクに障害が発生してLILOが起動できないような場合は、フロッピーディスクにインストールしたLILOからLinuxを起動することができます。